2022年2月22日(火)の春闘要求に対し、本社から回答書を受け取りました。
日本マクドナルドユニオンは以下を会社に要求し、本社から回答書を受け取りました。
【春闘要求内容】
①時給ガイドライン上のパフォーマンスレビューによる、1回あたりの昇給率%の改善について。
②公共交通機関を使った通勤が困難な時間帯での勤務や、特に地方店舗にみられる通勤距離が長く、通勤手段を自家用車両(原付等含む)に頼らざるを得ない従業員に対して交通費を支給する事。
③WEBスマイルでの有給休暇申請を可能にし、ISP5上の有給休暇申請に反映されるようにする。
【本社回答内容】
①私たちは、クルーの貢献をタイムリーに処遇に反映させるため、1年に2回、パフォーマンスレビューとウェッジレビューを行っています。そして、時給ガイドラインに記載された通り、ウェッジレビューでの1回あたりの昇給率は、最大2.5%ということに定められていますので、1年間を通じて、最大で5%以上の昇給機械を提供していることになります。また、アワリーのデイパート・マネージャーは、その役割と責任、目標内容から、PDSによる年1回の評価を実施していますが、同じように最大5%の昇給機会を提供しています。
さらに昇給率を考える時には、「ペイ・フォー・パフォーマンス」のポリシーも併せて考える必要があります。現在の昇給率は、仕事の達成に応じたレコグニションを行うために適した水準であると考えており、現時点では、これらの昇給率を含めた時給ガイドラインを見直す予定はありません。
なお、近年は最低賃金の上昇率が高いことについても、貴組合から指摘がありました。私たちは、2018年から、ウェッジレビューの昇給月を10月に変更しました。多くの自治体では、毎月10月から最低賃金が改訂されるため、この改訂幅を考慮して昇給額を検討できるようにするための施策でした。
今後も、雇用市場のトレンド等を十分に考慮し、様々な施策の提供に尽力していきます
②多くの店舗では、徒歩圏または通学圏内などからの応募を想定しクルー採用活動を実施しているため、原則として通勤費は支給していません。しかし、店舗や個々のクルーの状況に応じて、店長とその上司が必要と認める場合には通勤費を支給することとなっています
また、通勤費支給の必要性は立地条件や交通手段以外にも様々な要因に左右されると思われ、店舗が主体的に判断をすることで、柔軟なクルー採用活動が可能になるとも考えられます。このため、現時点では、店舗の立地や通勤手段により、一律に通勤費を支給することは検討しておりません。
③年次有給休暇については、年間5日間の取得義務が施行されたこともあり、当社でも取得率が向上してきたところです。当社としても、年次有給休暇の取得について、従業員の利便性を向上させる方法は検討していく必要があります。
年次有給休暇を電子的な方法で申請することは、適切な労働管理においても効果的かと思いますが、システム改修には時間と費用が掛かるため、将来的な改修時に併せて検討をさせていただきます。
以上