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2018年4月17日マクドナルド本社とアルバイト従業員の待遇向上について話し合いました。


日本マクドナルドユニオンはアルバイト従業員の待遇改善のために、
以下について会社側に要求致しました。


【要求内容】

①クルー、SWMGRの現状の時給に対し5%の賃上げ要求。

②有給休暇日数をwebsmileまたは、紙の給与明細に明示し、クルー、SWMGRの皆さんへの周知とwebsmileでの申請ができるようにする。

③クルー、SWMGRへの交通費の支給。


【日本マクドナルドユニオンの春闘要求申し入れ趣旨】

①アルバイトの募集が地域別最低賃金レベルで行われている事が多く、昨今の雇用動向を鑑みると、近隣同業他社の雇用条件に見劣りする店舗も多く、とりわけ中堅クルーの賃金については、毎年の最低賃金の上昇に伴い時給の据え置きや、微増にとどまることも多く、それまでの店舗での貢献によって得た賃金上昇分が消えてしまう賃金体系がみられる。


②有給休暇については、会社、組合共に啓発を行っているが、さらなる周知と従業員が有給休暇の日数を把握しやすくするために、websmileの給与明細に「有給休暇日数」を」明示しwebsmileから申請を可能とすることで、店長職の作業負担を軽減する。


③アルバイト従業員の労働条件向上策の一つとして要求。



【会社回答】

①について、
 ペーフォーパフォーマンスと職責に応じた処遇を行うというポリシーに基づき、ウェッジレビューを適切に行うことで、クルーの処遇を決定している。
 一部のSWMGRに対しては、DMへの登用を進めており、DMについては職責に応じた処遇を行うことで、対象者の実質賃金は引き上げられている。上記理由からクルー、SWMGRの賃金を一律に引き上げる事はせず、今後も会社の処遇基準に基づいた対応をする。
中間層の時給引き上げについては、リクルートマーケットの変化に応じ、本当に必要と判断されれば、制度化も含めて検討したい。


②について、
 現状でもクルー、SWMGRは店長に依頼することで、有給日数確認や申請を行うことが可能であるが、利便性の向上のためにクルーの有給休暇日数を把握しやすい方法を検討する。
⇒他の労務管理教育と同様に有給休暇取得については今後も継続して教育、周知、啓発を行い、最終的には個人がwebsmileでの有給休暇日数を確認できるようになることを目指すとの回答を得ました。

③について、
 現状、徒歩圏内、通勤圏内からの応募を想定したクルーの採用計画を行っているため、新たに交通費を支給することは考えていない。
今後のライフスタイルの変化、リクルートマーケットの変化に対して本当に必要であれば検討する。


日本マクドナルドユニオン 中央執行委員長 根岸 和弘